永久脱毛の永久とは

基礎知識 > 永久脱毛の言葉の意味と、永久脱毛ができる仕組み

永久脱毛とは

米国電気脱毛協会

米国電気脱毛協会(American Electrology Association)では、「治療前の毛の数に比べ、治療後の毛の再生率が20%以下である場合を 永久脱毛と認める」という定義づけをしています。

ですから、完全に毛が生えない状態、つるつるのままで一生涯生えてこなくなるというのとは、意味が異なります。

永久脱毛の原理

永久脱毛の毛

私たちの毛は、ご存知「毛穴」から生えています。毛穴の中は右の図のようになっています。

  • 毛細血管とつながっていて毛を育てる栄養の補給と毛の発育の指揮を行う「毛乳頭
  • 「毛乳頭」から栄養をもらって毛を作っている「毛球(毛母細胞)
  • 「毛乳頭」と「毛球」を包み込んでいる「毛包

この三つの部分をまとめて一般には「毛根」と呼んでいます。

永久脱毛はこれら「毛根」を破壊することで、毛の再生を止めるといった原理です。以下に書いていますが、 「毛乳頭」を破壊するか、「毛胞幹細胞」を破壊するかの方法が考えられるようです。

欧米も含め一般的に広く認知を得ているのは「毛乳頭」を破壊する方法で、「毛胞幹細胞」を破壊する方法は 毛の仕組みが解明される中で最近注目を浴びてきつつある理論です。脱毛レーザーなどは前者の理論で作られています。

要のひとつは「毛乳頭」

毛乳細胞の培養法

科学技術振興機構のHPに、面白い論文があります。 「毛乳細胞の培養法」というもので、 (財)ひろしま産業振興機構の吉里勝利さん・稲松睦さん、島根大学の松崎貴さんが発表したもので、 概要を書きますと、「ねずみのヒゲの毛乳頭を培養したところ、毛包細胞の形成が観測された」というものです。

これは「毛乳頭」が健在である限り、「毛球(毛母細胞)」を破壊したところで毛の再生は止まらないということを 示唆しているといえます。

ですから、脱毛方法を検証するときには、「毛乳頭」を破壊することができるかどうかがカギとなります。

要の2つ目は「毛胞幹細胞」

永久脱毛と毛胞幹細胞

2001年07月の埼玉医大雑誌に、面白い論文があります。 「ヒト頭皮毛包の組織構造の 機能分析を目指した免疫組織化学的研究」というもので、 現在ファンケルに勤めている岡村博貴さんが書かれた論文です。 概要を書きますと、「毛胞幹細胞は立毛筋付着部にある毛胞の外毛根鞘基底細胞だと推測し、 これらの細胞が毛母細胞が外毛根鞘へ分化するのにかかわっているものと推測できる」とした研究結果です。

実は永久脱毛のための理論については、結果論から遡って理論を証明していることが多く、実際各部分の機能については 解明されていない点が多いのです。この論文はたまたま検索していて見つけたものですので、決定的なものは他にあるかもしれません。 ただ、最近の脱毛理論の傾向としては、立毛筋(鳥肌を立てる筋肉)の付け根あたりに分布する「毛胞幹細胞」が毛乳頭からの信号を受け取り 「毛母細胞」を形成するという説が有力となってきています。これは、「毛母細胞」が欠落している状態であっても、再び誕生するのは なぜか?に端を発しています。

とすると、脱毛方法を検証するときには、「毛胞幹細胞」を破壊することができるかどうかもカギとなります。

毛抜きや脱毛クリーム、カミソリでは永久脱毛ができない理由

永久脱毛と毛抜き

永久脱毛するには、「毛乳頭」からの栄養補給を止めるか「毛球(毛母細胞)」の細胞分裂を止めなければなりません。 あるいは、「毛胞幹細胞」が「毛母細胞」を形成しないように「毛乳頭」からの信号をシャットアウトしなければなりません。

カミソリや脱毛クリームで、皮膚の表面に出ている毛をどんなに剃っても、毛穴の中にある部分に影響を与えることはできません。 毛抜きで丁寧に抜いたところで「毛乳頭」に大きなダメージを与えることはできません。

ですから、ムダ毛は必ず再生してしまうのです。

このサイトに関するお問い合わせは[ info@risicare.net ]