針脱毛の電気分解法

針脱毛Q&A

針脱毛の電気分解法ってなに?

今から100年以上も前(一説では1875年)に、逆まつげの治療のために用いた方法が「電気分解法」です。

日本エステティック研究財団の資料では「直流電流を使用する電気脱毛法で、原理は通電によりブローブ周囲の組織液を電気分解し、生じるアルカリ液 (NaOH)が科学的に毛包に作用し永久脱毛するものである。電気分解法は通電時間が非常に長い(60〜180秒)という欠点はあるが、毛包に 正確に挿入されていれば曲状毛包も脱毛することができ、永久脱毛効果の高い方法である。」と書かれています。 皆さん、これを読んでわかりますか?ボクには何のことやらちんぷんかんぷんです。判り易く言い直しましょう。

「電気分解」って言葉、中学校の教科書に出ているそうですがボクのはるか昔の記憶には残っていません。皆さんはどうですか? 要は、電流を流すことで、ある物質(何でもいいんですが)を2つ以上の別の物質に分解させる化学反応のことを言うようです。 脱毛における電気分解法とは、毛穴に刺した針(ブローブ)に電流を流すことで、 毛穴の中の塩分の混じった水(つまり汗ですかね)を水酸化ナトリウム(=苛性ソーダ)水素塩素に分解させることをいいます。

こだわる人のために書くと、化学式は{ 2H2O(水分) + 2Nacl(塩分) } →
{ 2NaOH(水酸化ナトリウム) + H2(水素) + Cl2(塩素)}です。

このときの電流は「直流電流」です。直流電流は、雷や静電気などがそうで、一定の強さで一定の向きに流れる電流を言います。

さて、毛穴に送り込まれた雷のような直流電流によって生まれた「水酸化ナトリウム」は、ph14以上の強アルカリ性物質で、 その作用として毛組織の主要成分であるタンパク質を分解します。

針を毛穴の奥深く、毛包まで刺して通電することで、毛の再生を源から断つことを目的としています。

電流が弱いと長時間通電する必要がありますので、非常に痛いです。また、やけどや色素沈着も非常に頻繁に起こることから、 現在ではこの手法はほとんど用いられていないようです。ただ、家庭用脱毛機はいまだにこれです。家庭用では出力が極端に弱くて ほとんど意味を成さないでしょうし、自分で毛穴に刺して通電するわけですから生半可な根気ではできません。

1940年代になると、次世代脱毛方法として「高周波法」が流行していきます。

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